超おしゃれな乳がんブラ『夢胸 (ユメムネ)』。元気もらえます。

観音マーメイド – 藤岡典代さん ((株)テトテトテ代表取締役)

マダム写真2

熊本県の上益城郡御船町に「藤岡医院」という有床診療所があります。この医院には、県内外から藤岡医院の個性ある治療を求めて、沢山のがん患者さんが来院されます。

私と藤岡典代さんの出逢いは、藤岡さん (実は皆、彼女のことを“マダム”と呼びます) が中心となって開催している『最後の晩餐』という、文字だけではちょっと胸がドキドキするけれど、実はミラクルで心があったまるイヴェントでした。

2013年のまだ肌寒い4月下旬、そのイヴェントに参加するために、私はハワイから熊本の御船町を訪れました。遠かったけれど、そのイヴェントでの経験は、その後の私の「がん治療」に対する観念を根本から覆す大きな出来事となりました。

『マーメイド インタビュー (幸せをもたらす女性たち) 』、記念すべき第一回目のお客様は、藤岡典代さん、マダムです。名付けて「観音マーメイド」。

がん患者さんのために自分の生涯を捧げる観音様。性格的に少し天然なところも含め (マダム、ごめんなさい!笑)、マダムの笑顔は究極の癒し系。がんも吹っ飛んじゃいます!

ハートライン

《プロフィール》

藤岡典代(ふじおかふみよ)1961年生まれ 熊本県芦北町出身

医療法人社団藤岡会理事、薬剤師、サイモントン療法認定スーパーバイザー、

(株)テトテトテ代表取締役、薬剤師、がん治療コーディネーターとして、多くのがん患者さんと接し、メンタルケアの大切さを痛感したことから、2008年にがんの心理療法、サイモントン療法認定カウンセラーを取得。以来、藤岡医院にてサイモントン療法によるカウンセリングを提供している。 2011年に医療の範疇を超え、全人的に人を癒す場の形成を目指して㈱テトテトテを設立。現在、お菓子のアトリエ&カフェ「しましまの木」の経営他、各種セミナー、講演会の企画運営を行っている。

最後の晩餐 写真

著書 最期の晩餐~がん治癒へのターニングポイント~ ((株)グッドブックス)

http://www.fujiokaclinic.com/

http://simontonjapan.com/

http://www.shimashimanoki.com/

 

Q1. まず、マダムが「マダム」と呼ばれることになったきっかけや理由を教えてください。

はじめてがんの心理療法であるサイモントン療法に参加した時に付けられたニックネームです。

セミナー期間中、ずっと同じグループでシェアをするのですが、そのメンバーの中で年下の女性たちから、大人の女性という意味でそう呼ばれはじめたと記憶しています。(笑)

Q2. マダムは、常日頃さまざまな活動を精力的にされていますが、ぜひ、『サイモントン療法認定カウンセラー』としての活動について教えてください。

2008年にサイモントン療法協会の認定カウンセラー、2012年に認定スーパーバイザーを取得しました。

現在は、藤岡医院でのカウンセリングのほか患者会の運営、広報活動として講演会を行っています。

また、サイモントン療法協会主催のベーシックセミナー、研修会では、研修生のスーパーバイズをしています。

http://simontonjapan.com/

マダム写真3

Q3. 次に、『最後の晩餐』プログラムについて。『最後の晩餐』とはどんなプログラムですか。

「最期の晩餐・食事会」は、国境なき料理団の本道佳子さんとの出会いがあってこそ実現したものです。

本道さんとは、2008年頃、フラワーエッセンスのセミナーで出会いました。彼女の料理人としての半生を聞くうちにただものではないと直感し、治療の副作用で食べれなくなったり、食事療法で食べること自体がいやになった患者さんに、ぜひとも彼女の野菜料理を食べてもらいたいと思いました。

開催してみると私の想像をはるかに超えた料理の数々。生き生きとした野菜の味、アーティスティックな盛り付けに、患者さんもご家族も大満足。「久しぶりの食事を美味しく感じた」とか「野菜だけの料理なのに力がついた」とか、感嘆の声しきりです。

何より、参加者全員が本道さんの料理で笑顔になり、ひとつになれたという感覚が衝撃的でした。この時私は、食事は、だれとどのように食べるかということも大切な要素であることを学びました。そして、このような食事会は「今を生きる力」を育むと確信したのです。

それから、「最期の晩餐・食事会」と名付けて、定期開催する食事会となりました。現在は、患者さんや家族だけでなく一般の方の参加も交えて、年3回ほど開催しています。

本道さんによるビュッフェ方式の食事、ゲストを迎えてのトークショー、がん患者さんのKO-KOちゃんのミニライブがプログラムの定番になっています。

11月は東京でも開催してほしいとの要望に応えて、はじめて熊本を飛び出しての食事会を開催します。

Q4. マダムは『断捨離会』のメンバーでいらっしゃるそうですが?

断捨離は、サイモントン療法カウンセラー仲間から心理学のような片付け術があると聞いて学びが始まりました。

熊本で提唱者のやましたひでこさんの講演会やセミナーを企画し、断捨離トレーナーとしての活動もしていたのですが、2014年に断捨離トレーナーを卒業しました。多くの断捨離トレーナーが職業として断捨離にコミットしている中、医療者である私には、二足わらじは困難であると判断したからです。

このような人生の選択決断も断捨離を学んだからこそ迷うことなくできました。断捨離は素晴らしい行動哲学です。

現在、熊本断捨離会は、藤原久美子トレーナーが運営しています。

Q5. これまでのマダムの人生の中で遭遇した「逆境」とはどんなものでしたか?そして、その逆境をどのように乗り越えられましたか?

「逆境」と言えるような体験をしたかの判断は難しいですね。(笑)もともと楽天的なのか 食べれない、眠れないというくらい悩んだことはないような気がします。

いつも心のどこかにどうにかなるさ~というケセラセラの精神が宿っているような気がします。

マダム写真4

Q6. マダムは、しましまの木というレストランの経営もされていますが、どのような特徴のあるレストランで、マダムの活動とどう関係があるのでしょうか。

お菓子のアトリエ&カフェ「しましまの木」は、「最期の晩餐・食事会」を日常の中に取り入れてほしいとの願いで昨年3月にオープンしました。藤岡医院の敷地内にあります。

1年半を過ぎましたが、患者さんから一般の方まで多くの方にご利用いただいています。自宅を改装した店舗ですので、よその家に遊びにきたようなアットホームな雰囲気だとお客さまに喜んでいただいています。

医療だけで人を癒すためにできることは、限りがありますが、このような形にすると敷居が低くなり、患者さんともより親しく対話できるようになるようです。

カズサさんの「夢胸 – ユメムネ」も「しましまの木」で紹介させていただいています。以前、藤岡医院の患者会のひとつである女性だけのがん患者さんの会、リ・ボーンプロジェクトのメンバーで「ユメムネ」の試着会をしたのですが、大変な盛り上がりでした。

がんを患ったからこそ知った自分の愛おしさ。「夢胸 – ユメムネ」をつけることでその思いを表現できるのではないでしょうか。メンバーの輝くような笑顔がそれを証明していました。

これからも「しましまの木」は、私の医療の範疇を超えた拠点として、健康と幸福の発信を続けていくつもりです。

http://www.shimashimanoki.com/

Q7. マダム流「女の生き方」とはどんなものでしょうか。哲学的なものでも良いですし、単に日頃から気をつけていることでも。または、理想としていることでも構いませんので、お聞かせください

女性は、古来から、夫に仕え子供を育て家庭を守る役目とされてきました。男女の役目が多様化してきた現代でも、産む性には変わりありませんから、多くの役目を担っているのは女性の方かもしれません。

私は、だからこそ今、女性のしなやかな逞しさが活かされる時だと考えています。

女性には、答えをひとつとしないで、様々な方向から柔軟に問題を解決していく力が宿っていますから。竹は傾斜地に植えられて、その土地を自然災害から守っています。細いのに決して折れることないそのしなやかさは、女性そのものではありませんか。

私は、今、54歳です。多分、人生の折り返し点は通過したはず。(笑)これからは、森の中で凛とそびえ立つ竹のように、何があってもしなやかに、愛しきわが人生を生ききりたいと思っています。

Q8. 最後に、乳がんを患う女性たちへ、メッセージをお願いします。

乳がんを患う女性たちへ あなたが、乳房を失ったとしても、あなたがあなたでなくなるわけではありません。 あなたは、あなたの存在そのものが素晴らしいのです。

がんは、あなたを苦しめようとはしていません。 愛あるメッセンジャーです。 そのメッセージに耳を傾け、根源を癒すことが真の治療となります。

どうか勇気を持って、自分と向かい合ってください。

私は、こうしたい。 私は、これが欲しい。 私は、こう生きたい。

自分の意志を持ってください。 そして、何より、自分を信じてください。

かけがいのない自分を愛してください。 そうすればきっと、がんは、あなたを守る光となるでしょう。

はとークリーム色

追記

東京での『最後の晩餐』は満員御礼とのことですが、12月には熊本であるそうです。

ぜひ参加してみてください。生き返った気持ちになること、保証します!

また、サイモントン療法セミナーもありますよ〜。こちらは11月。いずれのイヴェントも、

詳細は下方のフライヤーを参照してくださいね。

マダム、お忙しいところ、ご協力ありがとうございました!会いたいです〜。

saigo_201512_1_out H27.11月サイモントン療法セミナー (1)

 

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