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資源を大切にするということ

ホテルのポリシーは、「サステイナビリティ&グリーン」。電気も水も、自家。食材もほぼ自給自足だ。 そう聞くと、ちょっと不便で乏しい食事が出されるんじゃないかと思われるだろうが、いやはやなんのなんの、到着日の夜から、そのアメイジングな宴は始まった。

 

科学者シェフ

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ホテルのシェフは、レベッカという、おそらく年の頃は70歳くらいのお婆さん。顔立ちからして彼女もハワイアンの血が混じっていると思う。「私はキッチンの科学者なのよ〜」と言う言葉通り、それはそれはクリエイティブでデリシャスな食事を朝昼晩、朝昼晩と、魔法使いのようにサーブしてくれるのだ。そして、それは全てのディッシュに解説付きだ。 「これはグルテンフリーの何々で。。。。」、「これはミントとマンゴーの何々で。。。。」、「このドレッシングは何々種類のスパイスが入って。。。。」、「これはミートフリーだからどうのこうの。。。。」、「うちの乳製品はすべてゴート(羊)だから。。。。」、「エダブルフラワー(食用花)を入れてて。。。」、「ハワイアンチリのソースがね。。。」、「これはハイビスカスウォーターよ。。。」云々かんぬん。

 

私は、普段は乳製品や肉は摂らないが、このリトリートでは、いったいどこにいるのか姿は見えないが鳴き声だけは常に聞こえる、ゴート(羊)のミルクで作ったという、ヨーグルトやバターを食べてみた。そして、タイ料理の一種だという、ジャングルプリンスなんちゃら、というカレーとスープの中間みたいなディッシュには、チキンが入っていたので、それも食べた。何しろ、この敷地内で採れる野菜も動物類も、すべてオーガニックで育てられている。安心して口に入れることができるのだ。

 

ひとりひとりを大事に

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レベッカは、「Tough Crowd (一筋縄じゃいかない)」な私たちの様々なフードリクエストに快く対応してくれた。「あなたはグルテンフリーで、あなたはナッツアレルギーね、で、あなたがベジタリアンで、あんたがカフェインフリーコーヒー。了解〜!あ、で、あんた、アイスクリーム食べるんだっけ? あ、あなたはもっとアボガド欲しいって言ってたね〜、すぐに持ってくるわよ!」 と。

 

たった13人のグループで、こんなにものリクエストを出したのだから、日本のホテルだったら「対応しかねます」の一言だろう。が、そこはもともとが個人を尊重する文化を持つアメリカであること、そしてこのホテルのポリシーでもある、「サステイナビリティ&グリーン」だ。資源や食材、動物などを大切にし、できる限りシンプルなライフスタイルを提唱しているのだから、人間にも優しいのだ。

 

朝食はスクランブルエッグ、オートミール、パパイヤ、バナナ、ヨーグルト、グラノーラ、バナナブレッド、ランチはサラダ、キヌア、野菜のソテー、キッシュ、キャロットジンジャースープなど、夜もサラダに様々な趣向を凝らしたイタリアンやタイ風のディッシュ、もちろん手作りのゴートアイスクリームやブラウニー。。。。 毎食ごとにサーブされるハーブ水。私の頭の中には、ヨガリトリートってなんとなく「断食」っぽいイメージがあったんだけど。。。。??? これじゃ1週間もいたら太るわ〜〜〜。

 

アーユルヴェーダの教え

アマンダはアーユルヴェーダの専門家でもある。なので、私たち、ティーチャートレーニングに参加している生徒たちは、アーユルヴェーダも同時に勉強している。アーユルヴェーダでは、3食きちんと食べるが、1日のうちで一番大切なのはランチだという。「プリンセスのように朝食を食べ、王様のようにランチを食べ、貧困者のように夕食を食べなさい」と。だからランチが一番豪華なはずなんだけど。。。。ここでは毎食豪華で、それぞれのご飯の時間まで全くお腹が空かない!いいのかなあ、これで。。。。???

 

続く。。。

今日の胸言葉

失敗すればやり直せばいい。やり直してダメなら、

もう一度工夫し、もう一度やり直せばいい。

松下幸之助

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