OM

Yoga Black & White

 

 

よく、「ヨガはいいよ!」と聞きますね。

 

だけど、からだが柔らかくなる以外に(笑)、いったい具体的には「なにがどういい」のか、あまり詳しくは知られていないと思います。

 

それも、特に「乳がんを経験した人に良い」というのです。

 

昔から、ヨガは、肉体へのベネフィットとして、血圧、心拍、呼吸、新陳代謝、体温、脳波、そして皮膚の表面摩擦抵抗力、などにおいて、それらを正常にコントロールする力があると言われています。

 

また、これらの肉体的健康の正常化が、ストレスレベルを引き下げたり精神をリラックスさせることで、人間の全般的な健康状態を保つこともわかっています。

 

2014年に、「ヨガライフを実践すると、乳がんサバイバーのクオリティオブライフ (QOL)が上がる」 という以下の研究結果が発表されました。

テキサス大学アンダーソン・キャンサーセンターが、乳がんを患い放射線治療を行っている163人の女性を選んで3つのグループに分けました。

 

ひとつ目のグループは、放射線治療を行う6週間のあいだで、週に3日1時間のヨガを取り入れたグループ、2つ目は同じ条件下で、ヨガではなく、「ストレッチ」を取り入れたグループ。そして3つ目のグループは、ヨガもストレッチもしないグループです。

 

結果は、ヨガを実践したグループの女性たちは、日常の動作をやり易くなったこと、全般的に健康度合いが向上したこと、疲れにくくなったこと、などを報告、ストレッチのグループも、疲れにくくなったと報告しています。

 

加えて、ヨガのグループは、唾液の検査で、コーチゾルレベルが低下したことがわかりました。

 

コーチゾルというのは、ストレスを感じることで生じるホルモンのこと。

 

他の研究で、コーチゾルのレベルが高いと乳がん患者の生存率が低くなるという結果が出ている事実があるため、ヨガを実践することでストレスの度合いが低くなり、結果、コーチゾルレベルが低下するという現象は、乳がんを患う人にとっては大変有益であると考えられます。

 

また別の検査ですが、オハイオ州立大学も、ヨガを生活に取り入れている乳がんサバイバーにベネフィットを見出しました。

過去3年間で乳がん治療を終えた200人の女性に、週2回のヨガを12週間実践するグループと、ヨガを実践しないグループに分かれてもらいました。

 

結果、ヨガを実践したグループには、そうでないグループに比べ、57%も疲労感が減ったことがわかり、血液検査によって、体内の炎症が20%も減っている人が多いことがわかりました。

 

言葉の信憑性

このように、具体的な検査結果が具体的な数字などで表されると「ヨガはいいんだよ!」という抽象的な言葉にも信憑性がありますね。笑

 

もちろんヨガは乳がんを患う人だけのものではなく老若男女だれにでも有益なのですが、私は乳がんサバイバーとして、がんを患う前に感じていた有益性と、がん後に感じている有益性の両方を体感しているので、結構面白い実感体験をしているな、と思います。

 

誰にでもわかる言葉で

でも、まだそれらをなかなか言葉で表すことが難しいので、来年の目標として、ヨガの有益性を、なるべく具体的に、誰にでもわかる簡単な言葉に表しながらこのブログで伝えていけるようにしようと思っています(ヨガの言葉ってなんだか小難しいのが多いですよね。苦笑)。

 

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余談ですが。。。

クリスマスプレゼントとして、旦那さんから新しいヨガマットをいただきました。

 

それも!マット業界で一番人気のプロ仕様のマット。

 

高いんですよ〜。

 

だから自分ではなかなか手が出なかったんだけど、旦那が買ってくれました〜。

 

愛してる〜。笑

 

今使っているマットも大のお気に入りなんですが、足元の部分がボロボロと剥がれてきて、クラスに行くと私のポジションにはピンクのマットの「カス」が大量に落ちます。笑 

 

もう10年以上も使ったこのマット、来年からは新しいマットを使うけれど、乳がんの時期を一緒に頑張って乗り越えてくれたとても愛着があるマット。大事に、記念としていつまでもとっておこうと思っています。

 

 

あと数日で2016年!

それではみなさん、また来年も、素敵な乳がん&ヨガ&アーユルヴェーダ(来年はアーユルヴェーダに関することも書いていきます!)生活をご一緒いたしましょう!

 

そして、12月には『ピンクトゥトゥ・ウォリアーズ』マラソンですよ〜。

 

良いお年を。

アロ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ハッ!

 

ナマステ。

【今日の胸ことば】

運命よ、そこをどけ。オレが通る。

by マイケル・ジョーダン