male patient

 

日本では、2000年の乳がん患者数は約3万5,000人でしたが、

なんと今年の患者数は8万9,000人だったそうです!

 

現在の乳がん事情

アメリカは女性8人に1人が乳がんで、日本だと12人に1人(ある筋では10人に1人とも言われています)です。

 

数字で見る限り、アメリカの方が乳がんになるかつ率が高い、ですね。

 

でも!

でもですよ、アメリカのその数字は1970年代に10人に1人だったのに比べその40数年後にはまだ8人に1人。

 

なのに、日本人の数字といえば、なんと、たった2年前の2013年までは16人に1人だったのに比べ、今年は12人(もしくは10人)に1人なんですよ。

 

この日本の数字の変化、異常だと思いませんか。

 

さて、本題に。

 

驚くかな、男性も乳がんになります。

もちろん女性から比べたら断然その確率は低いですが、全体の乳がん患者が100人としたら、そのうち1人は男性だそう。

 

男性も乳腺を持ち合わせているので、当然乳がんになるんですね。

 

そして、最近の乳がんは、女性ホルモンであるエストロゲンに似た作用をする物質を含む環境ホルモンが大いに関係しているので、男性であってもその影響は少なからず受けているようです。

 

男性の場合、年齢的に60〜70歳代が一番多いそうです。

でも、最近の女性の乳がんに顕著に表れているように、若年層のがんが増えていますから、自分はまだ60歳以下、という方でも要注意です。

 

そして、女性患者に比べ男性の乳癌は、進行した段階で診断される割合が高く、治療開始が遅いために予後不良になるケースが多いとのこと。

 

調べ方ですが、まずは触診を。

仰向けで寝て触ると1センチ位ならポコッと盛り上がりがありますので発見しやすいです。

例えて言うと、座布団の綿の間にボタンが埋まっている感覚です。

 しこりは痛みを伴うことが多いそうなので、気をつけてみてください。

 

しかし、しこりだけでなく乳管のなかを這って広がっていくものもあるので、乳房の表面に凹みがあったり乳頭から血液混じりの分泌液があった場合は、悪性度が高い可能性があるので要注意です。

 

男性だからといって恥ずかしがらず、奥さんや彼女と一緒に、『男女の乳がん』を真剣に考えてみてくださいね。

couple on a beach

 

【今日の胸ことば】

「失敗」と書いて「成長」と読む。

by 野村克也