アロハ!
前回のブログ、『北斗晶さんのブログバッシングに関する私の見解』では、予想外の大反響をいただきました。皆さんの意見がいろいろ聞けてよかったです!ありがとうございました。
さてさて、
私の場合に戻りましょう。
抗ガン剤治療は、乳がんの治療の中でも最も辛い治療と言っても過言ではないと思います。それはからだ的にも精神的にもです。
私が抗ガン剤をやると潔く決めて立ち向かった時、その決心とは裏腹なとてつもない「恐怖」を感じたことを、今日告白します。これほんと。今まで誰にも、旦那にだって言ったことなかった、本音です。
がん宣告
がんの宣告をされた時は、医者(女医)がけっこう明るいアメリカ〜ンな感じで、「あ!やっぱりがんだったね〜!」と言ったもんだから、なんだかちっとも怖くなくて、だからこっちも「あっ、そ〜ですか〜、へえ〜なるほどなるほど〜」ってなもんでした。まったく実感が湧かなかった。
よくテレビで見る、『ガガ〜〜〜〜ン!』 & 『未来を悲観してすすり泣き〜』、みたいな絵はまったくなかったのでした。
でも、2回目の手術となった両胸全摘手術が予想外に大変でそれこそ死にそうな気分だったので、この頃から、「がん=死」という図柄が急に瞼にチラチラ浮かぶようになりました。手術だけでこんなに大変なのに、この先まだ治療が待っている?抗ガン剤治療?なんじゃぃそりゃ〜?
抗ガン剤をやる決心
私、抗ガン剤をやるかやらないかを決めるのに1ヶ月かかりました。
日本ではどうかわからないのですが、アメリカは、常に個人の意向を尊重する国なので、いくらがんのステージが進んでいようとも、患者が「抗ガン剤はやりません」と言えば、医者はそれに合意しなくてはなりません。
だから医者も我慢強く待ってくれたんだけど、2週間くらい経った頃、私があんまり迷うもんだから「じゃあテストしよっか!」と言いました。テストの結果が数字で出るんだけど、その数字を見て、抗ガン剤をやるやらないを決めようと言うのです。
よくアメリカの映画で、コインを投げて物事を決めるシーンがあるけれど(サイコロとか)、それを思い出しました。数字が18より高かったら抗ガン剤。低かったらやった方がいいけどやらない選択もあり、というもの。マジ〜〜〜?
Guess What?
嫌な予感が的中。なんと私の数字は見事『18』。ピンポーン!
いやはや。。。。だから、そこからまたさらに悩みましたよ。
だって〜、18よ〜。なんで19とか17じゃないのよ〜。
結局、さんざん悩んだ末に抗ガン剤をやることに決めました。
私は北斗晶さんのように有名人じゃないからバッシングされることもなかったけれど、乳がんであることも抗ガン剤で丸坊主になったこともあえて隠してはいませんでした。
でもやっぱり周囲を計らい、カツラを2つも買って(カツラ高い!)着用してたし、仕事を休むこともほぼなかったので、私が乳がんを患い、抗ガン剤で髪が抜けたことを知っている人はそれほどいません。
元気に振舞ってたしね。ほら、根がポジティブなもんで。汗
でも、抗ガン剤を打った翌日から数日間続く激痛にはほとほとヤラレました。辛い、痛い、眠れない、鬱る。。。。このまま死んでしまうんじゃないかと思った。がんじゃなくて抗ガン剤のせいでね。
ところが〜〜〜救世主現る!
信じられないことが起こりました!
続く。。。。
【今日の胸ことば】
予想外の人生になっても、そのとき、幸せだったらいいんじゃないかな。
by 松岡修造