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驚くかな、ハワイにも一応四季ってもんがあります。

 

もちろん年がら年中海で泳げるし、日中は半袖で過ごせます。

 

けど、ちゃんと四季の訪れとともに咲く花や、雨が多い雨季、野菜や果物だって「旬」というものがあって、いつでもマンゴーが食べられるわけじゃあない。

 

ハワイにも本格的に夏がやって来ました~。

暑”ぃ~~~~~~~!

 

昨夜は熱帯夜でした。

 

ただでさえ寝相がえらく悪い私は、家の中を「涼しいところ」や「冷たいところ」を探してゴロゴロごろごろ。。。。

 

気がついたらリビングルームのタイルの上で寝てました。汗。あはは。。。

 

さて。

夏はピッタ(覚えてますか?アーユルヴェーダの体質(ドーシャ)のひとつ)の季節。

ピッタが増えるとか、ピッタが上がるとか、ピッタが乱れる、なんて表現しますが、要するに、この乱れやすい性質を意識してきちんとバランスをとるライフスタイルを心がけないと体調を崩しやすくなるんですな。

 

夏は暑いから、ただでさえ体力が消耗しやすいし、それに加えて気温が高くなることから、雑菌やばい菌が繁殖しやすい状況になって食中毒や感染症になりやすい条件が揃う季節。

だから油断をすると簡単に体調を崩してしまいます。

 

以前、アーユルヴェーダでは、身体のヴァータ・ピッタ・カファの3つのドーシャのバランスが取れている状態を健康として、これらのバランスが崩れてしまった状態を「病気」と位置づけるとお話ししましたね。

 

そして、これらのバランスが崩れる要因の多くは、食べ物、ライフスタイル・生活習慣、そして季節にあるとも。

 

先進国の人たちは、季節を考えず一年を通じて同じ食生活・同じ生活習慣を行っている人が多いわけで、アーユルヴェーダでは、こういった先進国ライフスタイルが生活習慣病の原因であるとも考えています。

 

自然の摂理に合わせて、季節に応じてライフスタイルを少しずつ変えていくということは、実は必然的なこと。

 

ということで、ピッタが優勢の「夏」は、身体に「熱を溜める」食べ物や飲み物は避けるのが適策です。

 

スイカ、きゅうり、サラダ、甘い果物、穀物類、ミルク、卵、ナッツ類など、身体をクールダウンさせ、グラウンディングさせる性質のものを食べるのが良いとされ、刺激物、酸っぱい食べ物、揚げ物、発酵食品、焼肉などの肉の過剰摂取は良くないとされています。

 

また、激しい運動はNG。

 

ただ、身体をクールダウンさせるといっても、がんがんクーラーが効いた部屋で身体を芯から冷やしてしまったりすると逆効果なので、気をつけて。

 


ところで私ごとですが、ドーシャが乱れたままヨガの練習を続けると、執拗にポーズに完成にこだわったり、人と比較する気持ちが現れるそう。ヤバイヤバイ。。。気をつけなくちゃ。

ヨガは決して競争のエクササイズじゃないからね。

 

これを読んでくれているヨギーニのみなさんも、この時期はピッタのバランスをうまく取って、日々の練習に励みましょうね~。

 

ピッタバランスを調整するのに良いポーズは、前屈、サイドアングル、ねじりのポーズ、ショルダースタンドなどだそうです。そして、Nadi Shodhana Pranayama(ヨガ呼吸法のひとつ)も。

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【今日の夢ことば】
習慣に早くから配慮した者は、

おそらく人生の実りも大きい。

by 日野原重明