前回はドーシャと食べ物の関係性についてお話しました。
で、こんな質問が。
「自分のドーシャを下げる食べ物がよい、とのことですが、具体的には何を食べればいいのでしょう」
実は、ドーシャ別の食べ物リストが存在します。
ですが、ここではご紹介できないほど、それはそれは膨大な量のリストでございます。汗。
なので、申し訳ございませんが、興味のある方はご自分でググってくださいませ〜。
NGリスト
ただ、あらかじめ言っておきますが、だいたい自分がいつも好んで食べているものは、「食べない方がよい」リストに入っているってこと。
私も自分のドーシャの食べ物リストを見た時には愕然としました。笑
人間は大抵、自分と似た性質を好むようにできているんですよ。
でも、アーユルヴェーダの考え方では、自分のドーシャを増やすものは食べない方がいい、つまり、自分が「からだに良いから」と選んでせっせと食べているものは、必ずしもそうではないのだ、ということ。
例えば、
私はピッタが優勢のピッタヴァータです。
私はニンニクが好きだし、からだに良いと思ってほぼ毎日の料理に加えていたんですが、ニンニクは「食べないほうが良いリスト」にありました。泣。
ニンニクはからだを温め、強いエネルギーを作るので、ピッタを増やしてしまうのです。
ところで、私はピッタ優勢のピッタヴァータと言いました。つまり、ピッタが優勢なんだけれど、ヴァータも結構ある。数字で言うと、ピッタ52%でヴァータ48%。
ここで疑問になるのは、ピッタとヴァータがこんなに近い量で混合している性質だったら、もともと膨大なリストの、ピッタリスト、ヴァータリストの両方が食べられないんじゃないか、ってこと。
そんな〜〜〜〜!
デュアル体質
実は、この、デュアル(2つ)体質の方は結構いるみたいです。
アーユルヴェーダによると。。。。
デュアル体質でも、例えば私、ピッタヴァータでも、ピッタの時とヴァータの時があり、それぞれの特徴を熟知していれば、その体調に合わせた食事の仕方をすればよい、と。
要は、今日はなんだかピッタ旺盛〜、と思ったら、ピッタを下げる食べ物を積極的に食べるとか、ですね。
でも!4人家族でそれぞれ皆違うドーシャだったら、お母さんはどうやって家族の食事を用意したらよいのでしょう?
これはもう、リストにある中で、なるべく全てのドーシャにOKなものを選んで料理するとよい、とあります。笑
ふ〜〜〜〜む。。。。
心のこと
今回は残念ながら時間の関係で触れることができませんでしたが、ドーシャはからだだけでなく、心にも大きな関わりがあります。
心の状態にも今日はピッタ的、今日はヴァータ的、というのがあるので、それに沿った食事の摂り方も大切になるそうです。
最後に
アーユルヴェーダ式のからだケアをお教えします。
これを日々やっておけば健康状態が保たれるという、要は毎日の生活習慣に取り入れたい健康法です。
ただ、これも結構奥が深いみたいですが、あまり一度にたくさんやろうと思ってもできるわけないので(笑)、私が毎日実行している3点だけをお伝えしますね。
朝起きて歯を磨く際、舌をこすり洗ってください。それ用にタンスクレーパーというものが売っていますが、わざわざ買わなくともステンレス製のスプーンで代用できます。
朝、コップ一杯の水にレモンを半分しぼって飲んでください。
シャワーの前か後に、からだをオイルマッサージしてください。使うオイルはゴマ油でもいいですが、私はココナッツオイルを使っています。シャワー上がりにココナッツの匂いがからだに広がってとってもいい気分になります。
以上のデイリーケアには、当然ですがそれぞれ意味があります。
今回はそれらの意味については書きません。是非、実際に実行して、あなた自身でからだの変化を実感してみてください。
以前とどんな風にからだが変わるのか。
さあ、いよいよスリランカに出発です。
今日までアーユルヴェーダの基礎的なお話におつきあいいただき、ありがとうございました。
余談になりますが、スリランカにはず〜〜〜〜っと行きたくて、チャンスを狙っていました。笑
そしたらなんと、最高のシチュエーションで行けることになりました。
ツアーを率いてくださる女性は、在大阪スリランカ名誉総領事の秘書。スリランカを隅から隅まで熟知された女性なんです。
だから今回は、普段は観光客は行けないような場所にも連れて行ってくださることになっていて、信じられないほどの幸運に見舞われました。
りえさんには心から感謝です!
どんな出逢いと驚きが待ち受けているか、ワクワクが止まりません。
今回のスリランカから持ち帰る本場の情報をもとに、もっともっと深いところまでアーユルヴェーダの勉強を続けてみたいと思っていますので、またブログでアーユルヴェーダの続き編をお届けできる日が訪れると思います。
あなたも、もしよかったら今後もアーユルヴェーダの勉強を進めてみてください。
特に今回触れることができなかった「心」の部分について。
そしていつか一緒にアーユルヴェーダ談義に花を咲かせましょう。
では、行って参りま〜す!
アロハ〜。
【今日の胸ことば】
登山の目標は山頂と決まっている。
しかし、人生の面白さはその山頂にはなく、
かえって逆境の山の中腹にある。
by 吉川英治