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昨夜は、先日亡くなった大事なひとのお別れ会でした。

 

悲しみなんか飛んでしまえ!

と言わんばかりの、風が強く寒い夜。。。雨もちらほら。

 

お花を愛し仕事にまでしていた彼女の、パートナーやスタッフたちが、

白いテントに白を基調にした可憐な花たちで飾り付けをして、おとぎ話に出てくるような木製の棺を囲んでいました。

 

棺の中に、白雪姫のように横たわった彼女の手はとても冷たかったけれど、安らかな顔でとても綺麗だった。

 

よかった。。。

 

最後はかなり痛くて辛い戦いだったと聞いていたので。

 

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私が最後に彼女に会ったのは今年の5月。たった数カ月前。

彼女がずっと前からがんと闘っていることは知っていたけれど、

このごろはリミッションの時期だと聞いていたので、突然の旅立ちにとてもショックだった。

 

けれど。。。

 

 

そんなショックな気持ちは、冷たい雨風と一緒に吹き飛んでしまいました。

 

なぜって、それは、溢れんばかりの愛いっぱいのお別れの会だったから。

 

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パートナーが気丈に立ち振る舞い、お友達が和やかな場を作り、スタッフが一生懸命働いて場を仕切り、

日本から駆けつけたご両親を含め参列者の私たちを愛いっぱいで包み込んでくれたから。

 

涙もいっぱいだったけど、笑顔も涙以上にいっぱいだった。。。

 

それはおそらく、彼女が旅立つ前に与えただけの数と量の愛と笑顔。

 

そう、笑顔がものすごく魅力的な女性だった。

その屈託無い笑顔に癒された人は、私だけではないはず。

 

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会が終わり、棺の扉が閉まる時、

 

「天国には何を持ってゆけるんだったっけ?」

不謹慎にも突然そんなことが頭をよぎりました。

 

 

天国にもってゆけるのは、きっと。。。

 

きっと、

 

楽しかった思い出と、愛。それだけ。。。

 

 

うん、それだけでいい。

 

All You Need Is Love.

 

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【今日の胸ことば】

確実に幸福な人となるただ一つの道は

人を愛することだ。

 - トルストイ -