私が乳がん宣告を受けたのは、47歳の時でした。
乳がん発症平均年代は40代、ということですから、まあ私の場合も平均的なケースだったと言えます。
で、この40代女性って、世間一般では、個人差はあっても「そろそろ」閉経をお迎えする時期にあたりますね。
ちょうどこの閉経を迎える時期に乳がん(または「がん」」を患い、
悪しくも抗がん剤を受けざるを得なかったグループに加わってしまった場合、大抵の場合は、
年齢的にまだちょっと早いなあと思っていても、抗がん剤が原因で生理が止まってしまうことが多いです。
生理が止まる=更年期障害スタートです。
病気などしなければ、「次第に」更年期障害の症状を感じるようになって、
「だんだん」その症状が顕著に現れるようになって、という具合に、からだの準備はともかく、
心の準備はなんとな〜くできていくものですが、
私たちのように抗がん剤で急激になんの前触れもなく閉経を迎えざるを得なかった女性にとって、
突然の更年期障害は、心身ともに大きな衝撃を受けます。
これに反して、ホルモン剤治療というものを施した女性は、
医者から「生理止まります。だから更年期障害っぽい症状が出ますよ」と、あらかじめ言われているので、
納得しないまでもそれなりの心の準備はできるもんですが(いや、しなくてはならない、が正しいかな)、
抗がん剤治療のみをした人は、「年齢によっては、または個人差がありますが、
生理が止まって一生戻ってこないこともありえます」と、かなり不確かなことを言われるので、
体も心も中途半端なままでその結末を迎えざるを得ない感じになるのです。
結局生理が戻って来ず、「ああ、やっぱり。。。」「まあ命は戻していただいたので、よしとするか」と、
無理やり自分を納得させる作業に入るわけですが。。。
ここで、その更年期障害とやらの症状が現れ始めるのを感じ始めます。
それこそ個人差がありますが、私が実際に経験している更年期障害の症状もろもろは以下。
身体の末端がしびれる
関節痛
疲労
物忘れ(キモ・ブレイン=抗がん剤を英語でキモセラピーというところから)
精神不安定
バランス感覚の乱れ
気分の浮き沈み
体重増加
不眠
細かいこと言えばもっといろいろあるけれど、ザッとこんな感じです。
もしよかったら、あなたのケースも教えてください。
ホルモン治療を施した人は、内臓の疾患等もあるようですね。
もしあなたが、これから乳がん(や他のがん)を患い、治療を施すようなシチュエーションを迎える時には、
「治療をすることで、がんそのものが取り除かれたとしても、
そのために次の辛い人生の幕が開く」ということを理解しておいてください。
今日はさらり、とお伝えしましたが、次のブログから前記した症状に関していろいろ語っていきたいと思います。
若干暗くなるかもですが、ご容赦を。笑
【今日の胸言葉】
束縛があるからこそ、私は飛べるのだ。
悲しみがあるからこそ、私は高く舞い上がれるのだ。
逆境があるからこそ、私は走れるのだ。
涙があるからこそ、私は前に進めるのだ。
by ガンジー