北斗晶さんのブログで、「抗ガン剤治療で髪が抜け始めたので、思い切って自分で頭を剃りました!」とおっしゃっているのを読みました。1週間ほど前のことです。
坊主頭の写真も公開。あの細め垂れ目の可愛い表情がますます印象深くなり、とても清々しく見えました。
と同時に、同じ乳がん患者としては、辛い想いをこらえて一生懸命作っただろう笑顔が痛々しくも感じました。
抗ガン剤は、
要はがん細胞を殺すための治療なのですが、現代の医学の力では、がん細胞だけを殺すことはできません。
ということは、そうです、からだ中の全ての細胞、つまり、がんで犯されていない細胞までをも一緒に殺すしかないわけです。からだ中の細胞が死んでしまえば、当然、なんらかの副作用が発生します。
髪が抜けるのも、その副作用のひとつ。
薬の種類によっては髪が抜けないものもあるそうですが、乳がん対策に使われる薬のほとんどが、副作用として髪が抜けます。
私は、6年前に乳がん治療を行いました。その際に抗ガン剤治療をするかしないかの選択に迫られ、なんと、1ヶ月以上も悩みました。そして、一番悩む対象となったのが、何を隠そうこの「髪が抜ける」という副作用のことでした。
数ある副作用
あの頃はまだ、抗ガン剤治療をすることがどういうことなのか全くわかっておらず、髪が抜けることなんて、実は数ある副作用のうちのほんの小さな取るに足らない副作用だったことは知る由もありませんでした。
髪はまた生えるし!(と、かなり前向き。笑)
だって、坊主になること以上に深刻な、数ある副作用として実際に私に起こった副作用は、以下のようなものだったんです。
続く。。。
【今日の胸ことば】
人生はキミ自身が決意し、貫くしかないんだよ。
by 岡本太郎