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先週の週末、NYのマンハッタンで、私が参加しているキャンサーヨガ・トレーニングの最終集中講座があり参加してきました。

 

初めて先生にナマで会い、直にトレーニングを受ける3日間。とてもエキサイティングで刺激的な時間だったけれど、超きんちょーな時間でもありました。だって、参加者は全員「ヨガの先生」たち。あ、いや、もちろん私もそうなんだけど(汗)、私はまだ資格を取って3ヶ月あまりでまだ指導の経験はゼロ。経験豊かな他の先生たちと一緒に、授業についていけるかどうか本当に心配~でした。

 

そして、これまでの勉強過程で動画などではおなじみだった先生も、会うのは初めて。実は、私の個人的な彼女に対する印象は「怖い」(笑)だったので、心臓バクバク〜〜。

 

まあ、そんな心境で降り立ったマンハッタンだったけど、天気も良かったし、泊まったホテルはアッパーイースト(ちょっと高級感あるあたり)でスタジオまで徒歩3分で快適! そしてそして、大好きなホールフーズが斜め向かいにあるので、キッチンも冷蔵庫がないホテルの部屋では何も食べられない~ということで日に何度も通うことに。それにしてもNYのホールフーズはハワイと違って食材の種類が多いこと多いこと。ま、この件に関してはまた別の機会にお話ししましょう。

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アッパーイーストということもあり、スタジオはそれはもう素晴らしく、高級スパのよう。シャワー室に設置されているアメニティが、『Kiehl’s』社のものだなんて、初めての経験!

 

使用済みのマットを片付けてくれるスタッフや、タオルを分配してくれるスタッフなんかもいるんですよ〜。

 

私たちの「キャンサーグループ」は、このスパヨガ(と呼んじゃう!)の中のスタジオを1つ借りて行うことになっていて、このスパヨガのメンバーたちとは別扱い。スパヨガのメンバーたちをよ~く観察してみると。。。。あらら。。。みな、モデルさんのようです。私が通うハワイのヨガスタジオに来る生徒たちとは容姿がまったく違います。笑

 

でも、記念に何か買おうと思って覗いた売店(って言っちゃ怒られるけど)で販売しているヨガウェアは、すべてサイズがXSとかS。大きくてM。「なんだよ~、ちっちゃいサイズばっかじゃん~」と文句言いながら、結局私には合うサイズがなくて何も買えませんでした。泣

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さて。。。

恐る恐る参加したキャンサーヨガの最終講座でしたが。。。。結論から言って、参加して本当に良かった。怖いかも、と思っていた先生は年令は70歳くらいだけど、スレンダー(スリム)でお茶目で超チャーミング。そして「パワフル」。一瞬で私の憧れの女性像に。他の参加者たちもみな、フレンドリーで楽しい女性ばかりでした。心配して損した~。

 

参加者の3分1はキャンサーサバイバーで、残りの人たちは、がんは経験していないけれど、がんに特化した医学関係者たち。そう、同じ志を持つ仲間たち。場所柄、イーストコースト在住の人たちばかりだったけど、おかげでハワイや日本以外のがん事情を知ることができてとても良かった。

 

私は、クラスをスタートする際に行う「OM」(オーーーーーーームと全員で合わせて声を出すこと)で、すでに胸がいっぱいになってウルウル。笑 その後、期間中たびたび目頭が熱くなることあったのだけれど、なぜそういう気持ちになるのかは最後までわかりませんでした。理解不能な不思議な感情が込み上げてくる、としか言いようがないのです。でも、そういう自分の感情と向き合うのもヨガだから、自然に任せます。

 

クラスでは溢れんばかりのQ&Aと、実地テスト、あとは、キャンサーヨガを教え始めたら必ず起こりうるはずの「さまざまなサンプル例」を数件、実際に私たちが先生というシミレーションで練習したり。つまり、それらすべてが、私たちが明日からでも教え始めることができる準備内容に設定されていたのでした。そう、冗談なしの真剣な門出の儀。

 

ヨガというと、誰もが人里離れたインドの山奥で、やせ細った修行僧みたいな人が黙々とからだをひねったりする姿を想像するけれど、キャンサーヨガはそれとはまた別物。きちんと西洋医学の数字や臨床実験に基づいたデータを元に推奨されたポーズを取るのだけれど、プライオリティは、ヨガを受ける人たちの安全性。そしてさらに、科学では証明も解決もできない心の部分にも触れるもの。

 

実際、私もトレーニングを受けるまではヨガとがんの関連性もわからなかったし、通常のヨガとどこがどう違うのかも知りませんでした。だけど、がんになる前からヨガをやっていた私はおぼろげに、「なんとなくだけど、たぶんヨガってがんにいいと思う」という感情を持っていた。その感情が自分ががんになったことでマックスになり、自分でヨガ指導の資格を取ってキャンサーヨガを専門に指導したいと思う気持ちに成長したのだと思います。

 

今は、「やっとスタート時点に立てた!」という気持ち。実際に指導をスタートするにはもう少し勉強の時間が必要だけど、情報発信だけはしていきますね。

 

少しでもがん経験者のための助けになることを願いながら。

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【今日の夢ことば】

私たちは新しいことを恐れる。

しかし、朝起きたとき、私たちは恐れない。

その一日が、まったく経験したことのない、

新しい一日であるにもかかわらず。

by 沢木耕太郎