toilet3 

 

スリランカの旅は本当に素晴らしかったのだけれど、ど〜〜しても理解不能で、結局最後までそれに関しての私の疑問を解決できずに帰ってきてしまったことがある。とても心残りだった。

 

それは、女子のトイレ事情〜。

 

スリランカの空港に降り立った時は、すでに現地時間夜の10時を回っていて、そのままの足で専用のバスに乗り込みホテルへと向かった。急いでいた。だって、「空港からホテルまでは、そうだねえ、5時間から6時間かな」って言うので。汗

 

空港周辺の町は、正直あまり安全には見えなかったので、おそらくドライバーさんも私たちに余計な心配はさせまいと、超特急で走ってくれたんだと思う。

 

けど、深夜とはいえ道にはまだ大勢の人たちがタムロしていたし、連なるお店の数々も開店中だったから、決して道路事情は走りやすい状況ではなかったのに、ドライバーさんは飛ばした。

 

きっと私たちは旅の疲れで寝てくれるだろうとでも思ったのだろう。

 

が、ハッキリ言って、全くその逆だった。

 

私たちはドライバーさんのサーキットさながらのハンドルさばきに、眠気もすっかり吹き飛んでしまったのである。

 

やっと人もまばらになって、町の風景も深夜の静けさが感じられるくらいの地域に入った。

 

と思うと、大きな映画館のような建物の前にバスは停まった。

 

こんな時間にオープンしているカフェだった。小さな子供連れの家族が大勢いる。

 

いったいスリランカの子供達のベッドタイムは何時なんだろう。。。。

 

「トイレ休憩で〜す」

 

あ〜助かった。前の座席を汗ばんだ両手で握りしめていたために、歯も食いしばっていたんだろう首も凝ったし、からだ全体がこわばってしまったので休憩したかった。

 

そして、トイレにも行きたかった。

 

今回の旅の参加者は全員女子だから、皆でこぞってさあトイレトイレ〜〜〜〜。

 

ギョッ!!

 

トイレ、破水でもしちゃったのかしら〜〜〜〜。床がびしょ濡れだった。

 

それも外まで。そりゃそうだろう、破水したならば、その水を止めて拭き取らない限り、人がその水をどこまでも引きずっていくわけだから、トイレの外までも濡れちゃうよね。

 

が。。。。

 

私の予想はハズレだった。破水ではなかった。

 

それは、便器の真横に備え付けられているシャワーの仕業だったのだ。

 

シャシャ、シャワー。。。。??

 

まさかトイレで全身シャワーを浴びるわけはないので、ということは。。。。?

 

お◯△ことか◯ンコした後に◯そ◯をシャワーで洗うということか?

 

まあ、日本にだってウ△シュ◯△トというものがあるのだから、他の国にも似たような考え方があってもよいわけで。

 

でも。。。。でも。。。。どう考えても使い方がわからないぃぃぃっっっ!

 

便器に座ったまま? それとも立って? 

 

いや、どっちにしても非常に使い勝手は悪かろう。。。。

 

ふーむ。。。。

 

まあ、100歩譲って(何を?)トイレ使用後にうまい具合にシャワーを使ったとしよう。

 

でも。。。。そこから先がまたさらに不可解だった。

 

オカシイ。 絶対にオカシイ。 いや、これは違うぞ。 私の想像がきっと間違ってるんだと思う、うん。

 

だって!絶対、ぜ〜〜〜〜〜ったいオカシイよ。

 

だってだって、だって〜〜〜〜(本当に何度も言ったし!)、

 

トイレに紙が無いんだモンッ!

 

か、か、紙が無い!紙ぐれ〜〜〜っ!と何度叫んだことか。

 

ね、オカシくないですか?

 

シャワー使った後、どうすんの???? 

 

現地の人ってトイレ使ったら、シャワーして、紙で拭かずにそのまま「ビシャビシャ」のままパンツ履いて、下半身も足も濡れたまま(としか考えられない)、トイレの外にまでその水を引きずって出てきちゃうの???

 

誰かおせ〜〜〜〜て〜〜〜〜!

 

結局、私の疑問は解決しないまま、スリランカ滞在中あらゆるところのトイレに入ってみたが、現地の人が紙を持ってトイレに入った形跡はひとつもなかった。

 

 

【今日の胸ことば】

困難な何事かを克服するたびに、私はいつも幸福を感じます。

by ベートーヴェン